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| タイトル | 著者 | 出版社 | ジャンル | 感想 | はらぺこ録 |
| ローマ人の物語27 すべての道はローマに通ず(上) |
塩野七生 | 新潮文庫 | 歴史 | ○ | 今までのローマ人の物語の本と違い、ここではローマ人が行ったインフラ面のまとめがされている。主に、道路、水道など。読めば読むほど古代ローマ人がいかに優れたシステムを持っていたのか(こういう表現がいいのかどうかわからないが)がよくわかる。今の政治家と当時の権力者達とは人間的にも大きく差があり、文明的には進歩しているのかもしれないが、人間的には、今の人間の方が退化しているのではないかという気にさせる。 |
| ローマ人の物語28 すべての道はローマに通ず(下) |
塩野七生 | 新潮文庫 | 歴史 | ○ | |
| ルイスと魔法使い協会 オペラ座の幽霊 |
ジョン・ベレアーズ 三辺律子訳 |
アーティストハウス | ファンタジー | ○ | 毎年一冊ずつ買っていくこのシリーズ、一応第6弾。ルイスのいる町の現在使われていないオペラ座でルイスが幽霊を解放してしまう話。毎回のことながら、何の力もない魔法の使えないルイスと友人のローズ=リタが、どのようにして解決していくのかが面白い。今回も、結局一気に読んでしまいました。 |
| 孟夏の太陽 | 宮城谷昌光 | 文春文庫 | 歴史 | ○ | 晋の国を春秋時代の覇者にした重耳に使えた重臣趙衰の一族趙氏の歴代の話。いくつかの短編がつながり、最後に大きな歴史となっていくところがすごい。そして、最後の趙無恤(ちょうぶじゅつ)が、趙襄子(ちょうじょうし)と呼ばれるようになっていく、話が最後にあり、そこが、昨年読んだ楽毅の武霊王へつながっていく。今現在同じ時代の士会をえがいた沙中の回廊も読んでいるが、他の小説なのに、つながりが出てくるところに、筆者の立体的な歴史観が感じられて非常に面白かった。 |
| 沙中の回廊 上下 | 宮城谷昌光 | 文春文庫 | 歴史 | ○ | 晋国の天才兵法家士会をえがいている。孟夏で出てくる趙盾(ちょうとん)を別の側面から捉えており、つながりがでてきて、かなり面白い。下巻では、思ったよりも士会の天才兵法家としての活躍が書かれておらず、それよりも考え方、内面などの部分に多く裂かれており、それはそれで、面白かった。素晴らしい人です。 |
| モモ | ミヒャエル・エンデ 大島かおり訳 |
岩波少年文庫 | ファンタジー | ○ | 名作「モモ」学級におく前に自分で、と思い読みました。何か子どももそうだが、大人が読んでも十分考えさせられますね。かといって、モモのように時間は使えない。本当は、もっとのんびり、子供達にものびのびと遊ばせて上げることが必要なのです。わかっちゃいるけれどねー。 |
| 介子推 | 宮城谷昌光 | 講談社文庫 | 歴史 | ○ | 重耳に関する宮城谷さんの小説、いよいよ人気の高い作品に入りました。しかし、これほどまでに、名を明かさず、そして歴史の影に埋もれようとした人もめずらしいのではないだろうか。中国ではものすごく人気のある人だそうだが、一歩間違えれば、本当に誰にも知れずに去っていたかもしれない。しかし、それだけに、高い精神性を持っている、この人がかっこいい。男子たるものこうありたいです。 |
| コンビニ弁当16万キロの旅 | コンビニ弁当探偵団 | 太郎次郎社エディタス | 社会 | ○ | 教研の時にふと手にした本。授業のネタや、総合、子供達のふーどまいれーじや、ばーちゃるみ物として面白いかなーって買いました。弁当のシステムから、バーチャル店長なんていう遊びも乗っていますが、最後のフードマイレージやバーチャルウォーターの話は知りませんでした。 |
| 子産 上・下 | 宮城谷昌光 | 講談社文庫 | 歴史 | ○ | 鄭の国の宰相となる子産を書いた物語。すでに同時代の晋を書いたたくさんのものを読んでいたため、そっちでは鄭と言う国は楚と晋の二面外交をする国として、面従腹背なイメージがあったのだが、実際の鄭の子産の頃を見てみると、また違った様相が伺える。どちらにしても、この時代の名の名がつく、宰相だったり、君主だったりする人たちは、礼、と言うものを本当に重要視していたのだなと思った。今の政治家に読ませてあげたいです。 |
| 黄土の群星 | 陳 舜臣 選 | 光文社文庫 | 歴史 | ○ | 中国史を題材にとった小説をその道の第一人者陳舜臣が選んだ短編小説集。大好きな宮城谷さんや司馬遼太郎さんのほかにも、これから呼んでみようと思っている田中芳樹さん、井上靖さんなどの短編が載っているのでお徳だと思い、古本屋で買いました。いろいろな時代の物が入っているので、大変面白かったです。ますます、いろいろな人の中国史が読みたくなりました。 |
| うつ病よありがとう | 鈴木華子 | 新風社 | ノンフィクション | ○ | 同僚に教えてもらった読んだ本です。最近周りにうつ病にかかる人が増えてきているので読んでみました。うつになった本人が書いているので、その時の心境がものすごく伝わってきます。こんな風に思っているんだ、こんな気持ちなんだ。まさに、なった人でなくてはわからないのですね、その苦しさが伝わってきます。 |
| 中国武将列伝 上・下 | 田中芳樹 | 中公文庫 | 歴史 | ○ | 著者が私的に選ぶ名将100選。上・下巻で清の時代まで99人が載っています。(実際に名前が出てくるのは100人以上いますが)最後の一人はあなたが…と言う感じです。何せ100人ですから、時代別に、時代の背景なども書きながら説明していくので、物語、と言う感じではなく、著者が人に語る口調で、どんどん説明されていきます。まだまだたくさんすごい人がいることがわかります。選ばれた人それぞれの話を改めて読んでみたくなりました。 |
| 中国傑物伝 | 陳 舜臣 | 中公文庫 | 歴史 | ○ | 田中芳樹さんほどではありませんが、今度は陳さんの中国史上で選んだ傑物16人の話が載っています。短編でこれも、物語と言うよりかは、その人物の紹介と自分の思いが書いてあります。やはり中国史は奥が深いです。 |
| 水滸伝1〜5 | 北方謙三 | 集英社文庫 | 歴史 | ○ | まだ途中ですが、大変面白いですね。吉川先生の水滸伝を以前に読ませていただいたのですが、それとはまた違った本当に面白くできています。基本的な人物は一緒ですが、北方先生がすべてを作り変えられたおかげで一人ひとりの登場人物が深く深く掘り下げられており、吉川先生のときには覚えるのが大変だった登場人物もすんなりと頭にエピソードとともに入って行きます。5巻では青面獣楊志が死んでしまうという原作にないショッキングな展開となり、ちょっとショックですが、オリジナルキャラクターの楊令がきっと、このあとの楊志の役割を果たすのですね。。今は休憩中ですが、また読み始めると止まらなくなりそうです。 |
| いとしのヒナゴン上・下 | 重松 清 | 文春文庫 | ドラマ | ○ | なんとなく歴史物から離れたくて本屋で探していたところ、目に入った題名。僕はわかりました。ヒナゴンはあのヒバゴンをモチーフにしていることを。興味があったので読んでみると、止まらない面白さでした。市町村合併の話なども盛り込まれ、田舎に住んでいる自分などは、大変よくわかる話でしたが、読後はなんだかすがすがしかったですね。重松さんの作品をもっと読んでみたくなりました。 |
| 西の魔女が死んだ | 梨木香歩 | 新潮文庫 | ドラマ | ○ | なんとなく読む本を探して札幌の本屋に入った時に目に入った題名。ある中学生の女の子とその祖母の心温まる交流。そして、人として生きるために大事なこと。なんだか、すごくうらやましいストーリーです。(ある意味)もう一作品巻末についていたのですが、それが、主人公のその後(でも本編とはほとんど関係のない、と思いながら、ちょっとだけ関係がついている)があるのもなんとなくうれしかったです。なんともいえない、いい作品ですね。 |
終わりの始まり上・中・下 |
塩野七生 | 新潮文庫 | 歴史 | ○ | 5賢帝の最後の一人マルクス・アウレリウスから始まるこの一連のシリーズは、いよいよローマが滅亡に向かって走り始める、その最初を書いている。いつものことながら、筆者の独特なというか、斬新な、というか従来の学者とは違う切り口や見方での解説が大変面白い、というか説得力がある。結局、常に攻める気持ちがなきゃだめなんでしょうね。そして、現場を知らないものが頭の中だけで行うことは結局何の役にも立たないのだということですね。最も、現場ばかりの人間もだめで、そこのバランスが大切なんでしょうな。 |