はらぺこ読書目録

タイトル 著者 出版社 ジャンル はらぺこ録
魔女の1ダース 米原万里 新潮文庫 エッセイ 珍しくエッセイなんぞを読みました。とりあえず、広い世の中、常識を超えたことが…という話しそうなので読んでみたのですが…。確かにそういう話なんだが、もっとぶっ飛んだものを期待していたので、ちょっと肩透かしです。でも、なかなか使えそうな話もあったので、それほど買って、損した気はしませんね。
ルイスと魔法使い協会
 魔法博物館の謎
ジョン・ベレアーズ
三辺律子訳
アーティストハウス ファンタジー 毎年一冊ずつ買っていくこのシリーズ、一応第7弾。友人のローズ=リタが、のろいにかけられてしまう話。いつもながら、弱虫なルイスが、がんばって救い出します。力のないルイスが、魔法使いのおじたちの力を借りて解決していくのですが、本人に力がないので、いろいろと、頭をひねりながら解決していくところが面白いですね。
耶律楚材 上・下 陳 舜臣 集英社文庫 歴史 モンゴル帝国の創立に功績のあった、耶律楚材。以前中国傑物伝を読んだ時に、陳さんが絶大な賛辞を送っていたので、l気になり読んでみました。歴史の武将を取り扱う小説は武官が多いのですが、この楚材は文官。暴虐の限りを尽くすモンゴル帝国を何とか文明を持った国にしようと民のために粉骨惜しまず活躍した姿と苦悩が描かれていました。イヤー面白かったです。
呉越舷舷 塚本青史 集英社文庫 歴史 臥薪嘗胆の故事の由来となった、呉・越の戦いを書いた作品。伍子しょとはんれい、孫子の兵法の孫武など中国古代氏に燦然と輝く抗争を書いた作品。読んでみたい時代だったので、もうあっという間に読んでしまいました。一応、話の結末がわかっていたが、それでも面白く読めました。孔子の弟子である子貢など、他の作家で読んだ人も出てくるので、「なるほど、そういえば、」なんて、思いながら歴史のつながりなども楽しめましたね
光武帝(上・中・下) 塚本青史 講談社 歴史 新を破り後漢を建国した光武帝の話。一度読んでみたかったこの時代なので、面白く読めました。この時代の有名な武将として馬援が居るのだが、物語の冒頭から出て、結構意味深な役回りを匂わせておいて、途中から最後まで出てこなかったり、有名な二十八将よりも、そこに入らない、後から帰順する来きゅう といったものの方がずっと出てきていたり、と微妙に史実と異なるのが気になる。が、まあ、そこは小説だからなー。とりあえず、光武帝になるところで終わりになってしまい、その後の統一が書かれていないのが残念です。
戦国名臣列伝 宮城谷昌光 文春文庫 歴史 中国春秋・戦国時代の戦国時代を沸かせた名臣を列伝で、この時代の名手宮城谷先生が描く。楽毅や呂不いと言ったすでに宮城谷先生が長編小説の主人公として書いている人も出ているが、ほとんどが書いていない人物であっても、あちこちの先生の小節で、どこかで出てくる人物であるので、非常に興味深く読めた。もともと史実を元にして作られる先生ゆえに、今回も、そこらへんの解説もきちんと入っていて面白かった。しかし、最後のほうはさすがに秦の名臣ばかりだ。次は春秋名臣列伝を読みます。
岳飛伝1〜5 田中芳樹 講談社文庫 歴史 中国歴史上で最も人気のあるキャラ、岳飛。ようやく読めました。でも、思ったより、どんどん話が進んでいく感がありました。次々と出てくる好漢、そして、仲間となっていくあたりは、なんだか水滸伝を読んでいる感じが…。もう少し、一人ひとりのドラマを掘り下げてほしいと思うのは、北方謙三水滸伝を読んでしまったからなのか…。岳飛のすごさと言うものがあまり感じられませんでした。しかし確かに実在した、中国でもナンバーワンのヒーロー。悲劇的な最後、そして、残された子どもたちによる名誉の復興など確かに面白く、一気に読めはしたんですけどね。とりあえず、もっと、岳飛の他の本を読んでみたくなりました。しかし、生真面目すぎる…。
春秋名臣列伝 宮城谷昌光 文春文庫 歴史 戦国を読んだので、今度は春秋に行きました。春秋の方は戦国に比べると、やはり資料的な問題なのか、物語と言うよりは、宮城谷先生が、それぞれの人物に対して注をつけている感じがする。資料的に少ない人もいることもあり、戦国に比べると一人に割かれるページ数は少ないですね。それでも、それぞれの人物が魅力的なので、面白く読めるわけですが、とりあえず、じっくり物語として書いて欲しい気もします。
伝説の「武器・防具」がよくわかる本 佐藤俊之監修
造事務所編著
PHP文庫 ファンタジー ローソンで見かけた本。RPGなどを良くやったこともあり、ちょいとこういうものに興味を持って買ってしまった。いろいろと乗ってはいますが…有名な草薙の剣や良く知らないフラガラックなんてのまで…。しかし、これを読んでいると、北欧神話やケルト神話というものが面白そうに見えてきました。ちょいと機会があれば読んでみたいですね。
水滸伝6〜10 北方謙三 集英社文庫 歴史 5巻まで読んで、ちょっと離れていた水滸伝5巻の最後に楊志が死に、これがちょっと引き金になりいったん休憩していたんですね。今回6を読んでしまうと、また止まらず一気にぐぁーーーーーーーと読み始めました。しかし、これを読んでいると他の本を読まなくなるので、また10巻でいったん止めました。それにしても、面白い。5巻までは楊志が死ぬまでは、同志がどんどんと集まって梁山泊が力をつけていく術が見られるのですが、6からは力をつけてきた梁山泊と青蓮寺との戦いが激化、次々と豪傑が死んで行きます。死ぬ時はたいてい、その人の内面が描かれるので、あ、こいつ死ぬな、なんてわかるのですがそれでも死に様がかっこいい、さすが北方文学です。
ゲド戦記3 さいはての島へ ル=グウィン 岩波書店 ファンタジー 映画ゲド戦記の元になった話。のはずなんですが…まるで違いました。確かに王子は出てくるのですが…映画はまるで違う話と考えた方がいいですね。すでに1・2巻を読んで1年がたってから読みましたので、ちょっと記憶も定かでなく読みましたが、中だるみしました。
ビゴーが見た明治ニッポン 清水勲 講談社学術文庫 歴史 風刺画家として有名なジョルジュ・ビゴーの風刺画についての解説が載っている本。もともと教材のつもりで買ったのですが、予想に反して文庫本サイズであまり使えませんでした。せっかくなので読んでみると、以外や以外。いろいろと明治の違う角度からの見方がわかります。どうしても私たちは日本の立場から見てしまいますが、明治期に外国から来たビゴーの目を通すことにより、不平等条約の改正の話、それに伴う外国人居留区の話など視点を変えて見れるので面白く、ちょっと新鮮でした。
漫画が語る明治 清水勲 講談社学術文庫 歴史・美術? ビゴーの本と一緒に、教材感覚で買った。同じく、文庫本であり、あまりつかえなかったので読んでみました。上述のビゴーと違い、今回は、日本人の漫画家の作品もたくさんあるので(もちろんビゴーをはじめとする外国人のも載っている)、当時の日本人の目などから見た明治の世相もわかります。自分の歴史知識の再確認にも役立ちますね。
クリスマス・キャロル ディケンズ 集英社文庫 ファンタジー? 有名な名作を読んでみました。ちょうど遠出するので、それに合わせて買って読んでみようと何気なくとって読んだのですが、さすが名作、面白かったです。内容的にはイギリス独特、しかも、時代的なのもあるので、風習の違いなどいろいろと難しいところもありますが、業突く張りのスクルージが自分の過去を見せられ、今を見せられ、未来を見せられ変わって行く。そこで出てくるそれぞれのドラマが心をひきつけます。ディケンズは他にもクリスマスの作品を残しているようで、読んでみたいと思うと同時に、以前映画で見た「オリバー・ツイスト」もこの人の作品だと知りちょっと驚きました。今度読んでみたいと思いますね。

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